なぜ自殺するまで働く?過労死問題から学ぶストレス解放術

この記事の所要時間: 728

3231f68395b56cd95d0e73ec3b6e9d31_s

近頃、ニュースで盛んに報道されていた電通の過労死問題

ご本人やご遺族の心中を察すると残念極まりないですね。

ただ、私はこのニュースを見ていて「なんで、自殺するまで働くんかな?そんなにしんどかったら辞めたらいいのに。」という疑問がどうしても拭えませんでした。

今回は、なぜ自殺するまで働くのか?という切り口で電通過労死問題から学ぶサラリーマンのストレス解放術について考察します。

実は私も「おそらくうつ病」時期がある。

6c693d26cf1e41d6a70e2cf12b1bba13_s

なぜ、自殺するまで働くのか?という疑問ですが、正直わからなくもないです。

今となっては良い思い出ですが、私も過去に「おそらくうつ病」だったという時期がありました。

なんで、「おそらく」とつけているかというと、まさか自分がうつ病だ!なんて思ってもいませんでしたので、もちろん医師にも相談していませんし、診断を受けたわけでもないからです。

その当時は朝シャワーを浴びていると吐き気がし、一度嘔吐してから会社にいっていたし、週末になると記憶がなくなるまで毎週酒を飲んでいました。しかも、各市町村で用意されている「自殺ほっとライン」に毎日電話をかけていた時期もありました。このような状態でもまさか自分がうつ病だなんて想像もしていませんでした。

当時は「なんで自分はこんなこともができないんだ。」「なんで自分はミスばっかりしてしまうんだ」という自責の衝動に駆り立てれており、かなり精神的に追い込まれていたと振り返って思います。

不思議な話ですが、追い込まれている時なぜかその状態に自分で気づくことができません。

欧米の仕事のスタイルは仕事内容が明確。でも日本は…

186d5287ea822bb78fddfb705a1e3857_s

アメリカは契約国家だというような話はよく聞きますが、仕事でも「契約」という感覚が重視されているらしいです。

例えば、会社側から従業員に対して提示する契約内容は

「あなたの仕事は○○と○○ね。この仕事をクリアしてくれるならお金払うからね」

というような感じになっており、従業員は会社から提示された〇〇、〇〇が達成していれば寝てても、遊んでても、会社にすら行かなくてもOKなところが多いらしいです。

しかし、日本の仕事のすすめ方を欧米と比較すると不明確な部分が多いように感じます。

例えば、営業職の場合、営業予算(目標)をクリアしたとしても「目標を達成したんだから、いけるところまで数字を伸ばすのが当然だろ?」という風潮もありますし、もし、目標を達成したとしても遊んでいたら当然、怒られてしまったり、評価が下がってしまう仕組みになっているのではないでしょうか。

そのため、達成しても達成しても次のゴールが現れて、現実にはキリのないゴールを追いかけることになってしまいます。

つまり、日本の会社は頑張れば頑張るほど、さらに頑張ることが強要される状態になっていると言えるのではないでしょうか。

日本の正社員信仰は異常

7656b5a5259aeefe627b61651da4e513_s

しかも、日本には異常な正社員信仰があります。

プロフィールを見ていただければわかりますが、採用代行や採用コンサルティング業をやっている私は多くの求職者と会う機会があります。その中で、

「こんなくそ安い給料でコキ使われてたんや。これやったらフリーターの方が稼げるやん」

と思うような経歴の方が時々います。そして、なんでこの会社に入社したかと尋ねると、口々に

「そろそろ正社員になりたいと思って、この会社に入りました。」

「正社員になりたかったので、正直どこでもよかったです。」

みたいなことを言いますが、この「正社員以外は悪みたいな風習」にも違和感を感じます。

例えば、月収18万円の正社員と月収100万円のフリーターだとどっちがいいですか?

仕事内容にももちろんよりますが、この場合フリーターの方が良いと私は思います。

では月収18万円の正社員と月収30万円のフリーターだとどうでしょう。

月収18万円の正社員と月収20万円のフリーターだとどうでしょう。

私はぶっちゃけどっちでもいいと思います。そもそも雇用形態に優劣なんてないと思います。

でも、日本人の大多数は給料安くても正社員になれ!みたいなこと思っている方多いですし、特に年齢が高くなるほどそういう人が多いと思います。

仕事も溢れ、誰でも正社員として働くことが出来る時代に、正社員であることに価値はそこまでないと思います。

異常な正社員信仰が生む「頑張らなくちゃ感」

6f5921a8a0b4d9c04e291bbe90475a48_s

結局、自殺に追い込まれる若者が多い背景には異常な正社員信仰が生む「頑張らなくちゃ感」があると思います。

正社員信仰はブランド好きな日本人のブランド信仰にも似ていると思います。

日本の社会の仕組みとして、優秀な人であるほど「いい大学に入って、いい会社に就職しなさい!」と教育されているでしょうし、頑張って入社した大企業に家族は親戚は大喜びすると思います。自分も知らず知らずに大企業の正社員というブランドに染まり、いつの間にか可能性や価値観を限定していく状態になっていると思います。

私のような、底辺系の人種は今更、バカだアホだと言われても、やりたいことやって生きていきたいと思いますし、その分自分の好きなことに頑張ろうと思えるのですが、優秀な人ほどそうは思っていないのではないでしょうか。

つまり、異常なブランド信仰、正社員信仰が「頑張らなくちゃ」「もっといい成績を出してみんなに認められなければ」という状況を生み、過労死という状況を生み出しているのではないでしょうか。

「死にゃせん」と思ったら、大抵のことがどうでもよくなってくる。

369f5e56f30db63ced7d0a7febf3362f_s

先ほど、私もうつ病だったことがあったと言いましたが、どのようにしてその状況を乗り切れたのかというとある先輩の一言でした。

「別にこの会社で成績出さんでも、死にゃせんよ。それよりも自分のやりたいことできるように準備する方がいいやろ。」

と、言われ、それから毎日

「別にミスして怒られたって、命まで取られるわけじゃないし。適当にやろう。」

と思いながら会社に行くようになり、私はその状態を克服することができました。

今考えると、精神を立て直すことが目的になっており、その後良い成績を残せたというわけではありませんでしたが、毎日怒られて、自殺ほっとラインに電話していた状態を過去の挫折として捉えられるようになり、考え方を変えることはできました。

仕事で追い詰められた時は「死ぬわけじゃない」と3回唱えてみようw

edf70f3aa3550725d4c7e4e309d0e729_s

どんだけ頑張って仕事をしても死んでしまったら、すべてが終わってしまいます。

もし、仕事が辛い。追い詰められてる。逃げ出したい。そう思った時は「死ぬわけじゃない」と心の中で唱えてみましょう。

このキーワードは結構即効性のあるストレス解放術だと思います。

私も、この言葉に出会わなければもしかしたら、同じ道を辿っていたかもしれません。←性格的に多分大丈夫だと思いますが。

もし、今、悩んでいるという方はこの言葉おすすめです。

まとめ:会社、立場に縛られないキャリア設計をしよう!

ということで、今回は過労死問題から学ぶ、テンラ流ストレス解放術をご紹介しました。

とはいえ、根本的な問題である会社に縛られる、立場に縛られるという考え方を正していかなければ一生ストレスフルな状態で過ごしていかなければいけません。

一旦仕事が落ち着いたたら、数年先のキャリアを想像して、現状に縛られないキャリア設計をする時間をとってみてはいかがでしょうか。

それでは、また明日から頑張りましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加