Appleの純正イヤホンもBluetoothになったということもあり、最近街中でもBluetoothヘッドホンを目にすることが増えました。
Bluetoothの次に注目されているアイテムとして、骨伝導技術を活用したヘッドフォンがあります。
今回の記事では、iPhoneで使える骨伝導に興味がある方、おすすめの商品を探している方のためにおすすめのBluetooth骨伝導ヘッドホンを紹介したいと思います。
目次
骨伝導ヘッドフォンってそもそも何?
骨伝導イヤホンってそもそもどんなものなのでしょうか。
骨伝導(こつでんどう)とは、生体内部を伝播する音を聞くこと、またはその方法。
声などの生体内部から発生する音を生体表面で計測する方法を指すこともある。
出典:wikipedia「骨伝導」より
骨伝導についてwikiで調べてみると、こんな感じで書いてありました。
難しい表現でいまいちわからないのですが、要は鼓膜の変わりに骨を振動させることによって音を聞き取るための方法ということでしょう。
つまり、この技術をヘッドフォンに転用したのが骨伝導ヘッドホンということですね。
iPhoneで使えるBluetooth骨伝導ヘッドホンのおすすめ3選!
では早速、iPhoneで使えるBluetooth 骨伝導ヘッドフォンのおすすめを紹介していきたいと思います。
【1万円台】「CODEO 骨伝導 Bluetoothヘッドホン」
まず一つ目はこちら「PLANTRONICS社」の「CODEO 骨伝導 Bluetoothヘッドホン」です。
骨伝導ヘッドホンというのはどうしても音があまりよくないという評判がこれまでは多かったですが、このヘッドホンは音がよいと人気のヘッドホン。
デザインもシンプルなので、スポーツだけではなく普段使いでも活用できる万能選手です。
稼働時間は充電2.5時間で音楽再生なら7時間、通話なら9時間とバッテリーの持ちもバッチリです。
通信方式もBluetooth4.1で省電力と高音質に対応しています。
また生活防水以上の防水性能IP4仕様となっていますのでフィットネスなどで使用する方にもおすすめです!
【6千円台】バランスモデル!「Zhda 折り畳む骨伝導 防水後掛け式ヘッドフォン 」
続いての骨伝導ヘッドフォンはこちら「Zhda 折り畳む骨伝導 防水後掛け式ヘッドフォン 」
シンプルでありながら、メタリックな質感が高級な雰囲気を醸し出すデザインが特徴的なこちらのヘッドフォンはスポーツ使用となっており、ノイズキャンセル機能を搭載し、動きながらでも快適に音楽を楽しむことができるモデルとなっています。
また、こちらのヘッドフォンの特徴として
このように折りたたむことができる点が挙げられます。
ヘッドフォンってつけてる時は快適ですが、一度外すとしまう場所に困るのも事実。
このヘッドフォンなら、つけてる時も外した時も快適に過ごすことができます。
充電時間2.5時間に対して、最大8時間工藤と駆動時間にも問題なしと、バランスの取れた骨伝導ヘッドフォンとなっています。
とりあえず、骨伝導ヘッドフォンが欲しいという方にとてもおすすめです!
【4千円台】サイバーなデザインがかっこいい!「Sumeber 骨伝導ヘッドセットワイヤレスヘッドホン 」
最後のおすすめ骨伝導ヘッドフォンはこちら!「Sumeber 骨伝導ヘッドセットワイヤレスヘッドホン」です。
このヘッドフォンはなんと言ってもデザインがクール。
車好きの方ならピンと来た方もいるかもしれませんが、
どことなくBMW i8を彷彿させるカラーリング(←一切関係ないと思いますw)
先ほど紹介した1万円台のヘッドフォンよりデザイン性は高いと思います。
こちらの骨伝導ヘッドフォンも音楽の再生だけではなく、マイクも搭載していますのでヘッドセットとして使用することも可能。
また、環境保護材料を使用していることによって、長時間スポーツなどで使用してもアレルギー反応を起こしにくい点もポイントは高いです。
しかも、この価格ながら、デザインだけではなく人間高額に基づいたデザインとなっているため、耳や首などに負担をかけず快適な装着感を体感することができます。
骨伝導ヘッドフォンの仕組みについて
いかがだったでしょうか。
おすすめの骨伝導ヘッドフォンを3つ紹介して来ました。
ここからは、骨伝導ヘッドフォンに興味は湧いたけど、もっと詳しく知りたいという方のために骨伝導ヘッドフォンに関する情報を少し紹介してみたいと思います。
まずは、骨伝導の仕組みについてです。
骨が震えて音が聞こえる?そんなことある?と思った方もいると思いますので仕組みについて少し触れておきます。
そもそも人間が音を聞く仕組みというのは、
- 声や音楽などで空気が震える
- 空気から伝わった振動で、耳の中にある"鼓膜"が震える
- 鼓膜の振動で、鼓膜にある"蝸牛"という気管が震える
- 蝸牛が振動を電気信号に変えて脳みそに伝える
- 脳みそが音を認識する
と言ったプロセスになっています。
通常ヘッドフォンというのは、小さなスピーカーを振動させることによって耳の奥の鼓膜を震わし、音楽を聞かせているわけです。
つまり、上の順番でいうと「2. 空気から伝わった振動で、耳の中にある"鼓膜"が震える」の部分ですね。
反対に骨伝導の場合はというと、鼓膜ではなく骨を振動させるわけですが、"蝸牛"という機関は耳の骨にくっついて存在しています。
そのため、鼓膜がなくても周辺の骨が振動すれば蝸牛が震え音が聞こえるというわけです。
実は誰もが知る作曲家であるベートーベンは難聴だったというのは知られている話だと思いますが、ベートベンは骨伝導を使って作曲をしていたと言われています。
もちろん、当時は骨伝導ヘッドフォンなんて代物はありませんので指揮棒を口に加え、ピアノに指揮棒の先端を当てることで指揮棒から伝わった音で骨を振動させ音を聞いていたとも言われています。
骨伝導ヘッドフォンのメリット、デメリットとおすすめのシーン
続いては骨伝導ヘッドフォンのメリット、デメリットについてです。
骨伝導ヘッドフォンのメリットは
- 耳をふさがないので外の音もしっかり聞こえて安全
- 骨から音が聞こえるので、自然な音質で音楽を楽しむことができる。
- 音楽を聞かない時でも外す必要がない
という点があります。
いろいろメリットはありますが、通常のヘッドフォンやイヤホンの代わりに使うのであれば"耳を塞がない"というのが最大のメリットだと思います。
通常のヘッドフォンやイヤフォンでは、周囲の音が聞こえづらくなります。そのため、歩行中や、通勤中、スポーツ中などどうしても周囲の状況に鈍感になってしまいます。
しかし、耳を塞がない骨伝導ヘッドフォンは音楽も楽しみながら、周囲の音もしっかり聞くことができるため安全性を確保することができます。
骨伝導ヘッドフォンのデメリット
- 普通のヘッドホンに比べると音質がよくないことが多い
- 音量が小さい
の2つがあります。
骨伝導ヘッドフォンは骨を振動させることで音を聞く仕組みですので、どうしても音質が悪くなってしまいます。
最近の骨伝導は音質も向上しているため、聞くに耐えないということはありません。
とはいえ、高級イヤフォンのように、クリアでキレのある高音質というところもまでは再現できないのが現状です。
また、それに伴って音量が小さいという点もデメリットとしてあります。
イヤホンでしっかり大音量で聞きたいという方も多いと思います。
骨伝導はその性質上あまり音を大きくすることができないというデメリットがあります。
このメリット、デメリットを考慮すると
- BGMレベルで音を楽しむシーン
- 公道でのスポーツなど安全確保が必要なシーン
などで使うのに最適なヘッドフォンだと言えます。
骨伝導の安全性
さらに、骨伝導ヘッドホンってなんか危なくない?と思っている方もいると思いますので骨伝導ヘッドフォンの安全性についても少し触れておきたいと思います。
例えば、ビデオなどで録音した自分の声を聞くと「自分の思っている声と、実際の声ってなんか違う」と思うことありませんか?
なぜ、自分に聞こえている声と、実際に発している声が違うのかというと、録音された音は耳の鼓膜から伝わる音であるのに対して、自分の発している声というのは鼓膜だけではなく、声帯が骨を震わし音として聞こえている声が混じって聞こえるので聞こえ方が違うというわけです。
つまり、骨伝導自体は日々の生活の中で普通にあることで、特別なものではないので健康に害があるというような特殊なものではないということです。
また、骨を震わすための振動も通常のヘッドフォンが内臓されているスピーカーを震わす仕組みと全く同じものとなっており、電磁波などのレベルについても通常のヘッドホンを使うのと全く同程度であり、これまでも健康被害が発生したという事例はありません。
安全性にこだわる方はむしろ骨伝導ヘッドフォンで決まり!
今回は、まだまだメジャーではない、骨伝導ヘッドフォンの詳細とおすすめの機種について紹介して来ました。
骨伝導ヘッドフォンは必ずしも全員が必要になるものではありません。
しかし、耳を塞がず安全に使用できる事などを考慮すると、これからさらに期待できる優れた技術だともいう事ができます。
今回の記事を参考にしていただいて、快適な骨伝導ライフを送っていただければ良いのではないでしょうか?