値段が安く使えるルアーロッドといえば、やっぱり「シマノ ルアーマチック」シリーズですね。
私はシーバス、チヌ、ショアジギ、ハゼングなど様々な釣りをたしなんでいますが、基本的にはルアーマチックシリーズを愛用しています。
今回の記事では、シマノルアーマチックシリーズの中でも、シーバスやショアジギなどに向いているS90MLについてインプレッションを紹介したいと思います。
目次
シマノ ルアーマチックとは?
シマノ ルアーマチックとは、有名釣具メーカーであるシマノが製造、販売するハイコストパフォーマンスな汎用ルアーロッドシリーズです。
汎用ルアーロッドなので、魚種は特に決められていません。
もちろん、ある程度目安になる魚種はありますが、基本的にはご自身の希望する釣りスタイルに合わせてロッドを選ぶような形になっています。
ルアーマチックは、ベイトロッド2種とスピニングロッド19種があり、トラウトなど淡水の小物釣りから青物釣りまでカバーしています。
また、シリーズを通して実売7,000円前後とコスパの良いルアーロッドとなっています。
この記事をお読みの方ならご存知だと思いますが、amazonや楽天市場などでもかなり評価の高いルアーロッドとなっています。
ちなみに私は、ルアーマチックシリーズは3本所有しており、以下のように使い分けています。
- ルアーマチック S70UL →メバル、アジ
- ルアーマチック S80L→チヌ、シーバス(小型河川)
- ルアーマチック S90ML→シーバス、青物など(大型河川、港など)
シマノ ルアーマチック s90mlとはどんなロッド?
シマノルアーマチック s90mlは、ルアーマチックシリーズの中で最も長い、9フィートのロッドです。
ちなみに、9フィートロッドには、
- ルアーマチック S90ML(ミディアムライト)
- ルアーマチック S90MH(ミディアムヘビー)
と硬さ違いが2つあります。
ちなみにスペックは、以下のようになっています。
品番 | 全長/m | 仕舞寸法/cm | 自重/g | ルアー重さ/g | 適合ライン(号) |
S90ML | 2.74 | 141 | 155 | 6~28 | 0.6~1.5/PE 4~16/ナイロン |
S90MH | 2.74 | 140.5 | 190 | 10~50 | 1~2.5/PE 12~30/ナイロン |
長さは仕舞寸法などは、ほぼ同じですが適合ルアーの重さと、適合ラインが異なります。
S90MLは適合ルアーがかなり幅が広く、シーバス用のプラグ系と軽めのメタルジグまで対応しています。
ただ、実際に使った感じでは、10g以下のルアーについては”投げられなくもない”といった感じで、実際には15g~20g程度が投げてて気持ちがいいですね。
あと私的には、どちらかといえば柔らかめのロッドが好みなので、MLを購入しましたが、30g以上あるメタルジグをぶん投げて、ジギングやりたい!という方はMH(ミディアムヘビー)をおすすめします。
S90MLは、シーバスにおすすめ!ショアジギは…
私が一番良く利用しているルアーロッドはルアーマチックS80Lです。
そもそも、私は小型河川でのシーバス釣り、チニングがメインです。このような用途では、S80Lがぴったりというわけです。
ではなぜ、S90MLを購入したのかというと、漁港や湾などでのショアジギをやりたかったからです。
ショアジギをするとなると、8フィートのS80Lでは短いです。更に、S80Lは硬さがライトなので、あまり重たいメタルジグを投げることはできません。
そこで、ショアジギに最適と言われる9フィート前後のロッドを購入することになったのです。
ただ、サーフや外洋など広いフィールドでショアジギするなら、大遠投する必要がありますので9フィートよりも長い竿のほうがいいのですが、ルアーマチックには9フィートまでしかないことや、大規模河川でのシーバス釣りにも使用したかったということもありS90MLを購入したわけです。
実際に、大阪淀川や南港でシーバス釣りに使用したのですが、シーバスにはちょうど良いスペックです。
日本海でショアジギをやった際には、9フィートなので仕方ないですがやや飛距離が短い気がしたのと、適合ルアーの重さが微妙に心もとない気がしました。
ということで、S90MLは
大規模河川でのシーバス釣りにベストマッチ!
ショアジギ:
全然できる!けど、ショアジギメインならS90MHか10フィート以上のロッドがいいかも
という感じでしょうか。
S90MLのディテールを紹介
では、写真でS90MLのディテールを紹介していきたいと思います。
まずは、バット部分のプリントです。
比較のために、S80Lも一緒に移しています。
やや、S90MLのほうが太めですね。
続いて、バットの上部ロゴマークのところです。
S80LもS90MLも全く同じです。
グリップとの接続部分に、金色のメタルリングとゴールドとグリーンの飾り糸があります。
グリップから20センチほど上にも、ゴールドとグリーンの飾り糸があります。
実売7,000円ほどとは思えない、高級感。
上がS80L、下がS90MLです。
S90MLとS80Lは同じグリップを流用しているのかと思いきや、まさかの専用品を使っているという。。本当にエントリーモデルなのか!?と疑いたくなるこだわり。
グリップエンドです。
3センチほど上にもゴールドの飾り。
グリップ自体は普通のウレタン(?)素材となっており、特別、持ち心地が良いというわけではないですが、普通に良いです。
リールシートにはFujiのロゴマークがあります。
格安ロッドなんですが、Fuji製グリップが使用されています。
続いては、ガイドです。
ガイドもFuji製が使われていますね。もちろんPEラインにも対応しています。
ティップ部分はS80LとS90MLでそこまで見た目の変化はありませんね。
ということで、ルアーマチックシリーズのディティールはかなりいいですね。
普通に格安ロッドだと知らなければ、数万円するロッドにも十分見えるほど作りは良いです。
シマノ ルアーマチック S90MLのインプレッション
最後は、シマノ ルアーマチック S90MLの使用感についてご紹介します。
もちろん、個人的な意見ですのであくまで参考程度にお願いします。
S90MLの良いところ
まずはS90MLの良いところについてです。
そもそもルアーマチックはエントリーモデルの格安ロッドです。その上で、信頼のあるシマノ製のロッドですので、気兼ねなくガンガン使い倒せるところが良いですね。
また、MLとそこそこ柔軟性もあり、9フィートの長さがありますので、場合のよってはちょい投げロッドや飲ませ釣り(泳がせ釣り)などの際にも大活躍します。
実際、私は日本海での釣行で、豆アジを使った飲ませで、50センチちょいのヒラメをあげたこともあります。
このようにS90MLは海釣りなどでも汎用性が高いというところはとても良いです。
S90MLのイマイチなところ
続いて、S90MLのイマイチなところです。
実際使って見て感じたところですが、ルアー釣りという観点で見たときに、やや汎用性は低いです。
というのも、9フィートという”やや”長めな設定とMLという”やや”柔らかめな設定が、影響しています。
例えば、サーフなどの広大なエリアで、少しでも飛距離を稼ぎたいという場合には9フィートの長さは正直短いです。更に、このような状況においてMLは少し柔らかいです。
となると中型河川くらいがメインフィールドになります。では、中型河川で狙える釣りといえば、チヌやくらいしかありません。
では、チヌやシーバスにはどうかというと、チヌには明らかに長いです。しかも、長さがあるので、底を取るような繊細な釣りには微妙です。
とすると、中型河川のシーバス釣りしか使えないということになってしまいます。w
私的には、中型河川のシーバス釣りにはバッチリなセッティングになっていますので、シーバスロッドとして活用していますし、それで満足しています。
と良いところと、いまいちなところを含めると、中型河川でのシーバス釣りと、ちょい投げ、泳がせなどの釣りを検討している人におすすめのロッドといえます。
シマノ ルアーマチック S90MLはシーバス&ちょい投げ、飲ませなど大物狙いのエサ釣りにおすすめ
今回は、大人気ルアーロッドシリーズ、ルアーマチックS90MLについて詳しく解説しました。
個人的な感想としては、中型河川でのシーバス釣り、ちょい投げ、飲ませ釣りなどでの大物狙いのエサ釣りにおすすめのロッドです。
実売7,000円ほどと手が出やすい価格帯ですので、興味がある方はぜひ!検討してみてください。